クレジットカード番号に秘められた意味を徹底紹介!適当に数字を並べているだけじゃないんだ

公開日: : 最終更新日:2023/09/28 クレジットカードの基礎知識

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クレジットカード番号に秘められた意味を徹底紹介!適当に数字を並べているだけじゃないんだ
クレジットカード表面のど真ん中に記載されている、14桁~16桁からなる数字の羅列。

「ご存知でしたか?」ただ単に数字を並べているのではなく、きちんとした意味が隠されていることを。

何となく、個人を識別するための番号なのだろうとは想像できるかとは思いますが、それだけでは半分正解と言ったところです。

実は、なかなか奥が深い秘密が隠されていたんです。

そこで今回は、『クレジットカード 基礎知識編』の第六弾として、残り半分に秘められた「クレジットカード番号の意味」について詳しく紹介していきたいと思います。

知らなくても何の問題もありませんが、いつか使える ”雑学ネタのひとつ” として、ぜひ最後までご覧ください。

クレジットカードにはどんな情報が記載されている?

まず、クレジットカードの表面と裏面にはどんな情報が記載されているのか?簡単にまとめてみました。

クレジットカード表面

クレジットカード表面に記載されている情報は次の5つ。

カード券面表

  1. カードの名前
  2. カード番号
  3. 有効期限
  4. 氏名
  5. 国際ブランド
  6. ICチップ ない場合もあり

 
各情報の記載場所については、どのクレジットカードもほぼ一緒と言って良いかと思います。

ICチップにかんしては、ついていないクレジットカードもあります。

クレジットカード裏面

クレジットカード裏面に記載されている情報は次の5つ。

カード券面裏

  1. 磁気ストライプ
  2. 著名欄
  3. セキュリティコード
  4. 海外のATM運営会社
  5. カード発行元の情報

 
こちらも表面同様、記載場所はどのクレジットカードもほぼ一緒と言って良いかと思います。

セキュリティコードにかんしては、American Express(通称:アメックス)のみ、カード表面の真ん中右端(カード番号の右上)に記載されています。

クレジットカード番号に秘められた意味とは?

それでは、クレジットカード表面中央に記載されているカード番号の意味について、紹介していきたいと思います。

桁数の意味について

カード桁数
クレジットカードに記載されているカード番号の桁数。実は、すべて同じというわけではないんです。

一般的によく見かけるのが、上図のような4×4の「16桁」だと思います。これは、「VISA、MasterCard、JCB」を表しています。

そうなんです。カード番号の桁数は、国際ブランドによって違っているんです。

ちなみに、アメックスは「15桁」、Diners Club(通称:ダイナース)は「14桁」となっています。

国際ブランド桁数桁数の内訳
VISA・JCB・MasterCard16桁4桁 4桁 4桁 4桁
American Express15桁4桁 6桁 5桁
Diners Club14桁4桁 6桁 4桁

 

桁数が違うことによって起こる問題

桁数の違い。普段お店で使う分には別段困ることもないのですが、実は一部において弊害が生じる場合があります。

それは、ネットショッピングです。

ネットショッピングでカードを使う際には、カード番号を入力しないといけませんが、14桁や15桁だと入力エラーになってしまうことがあるんです。

これは、ほとんどのサイトがVISA、MasterCard、JCBの16桁を基準として作られているためです。

利用者の割合を考えると、これは致し方ないことなのかもしれませんが、VISA、MasterCard、JCBを持っていない人にとっては大きな問題です。

ですが、大抵の場合は、先頭に「0」あるいは「00」をつけて16桁にすれば、OKなところが多いので、実際に使えなくて困るということは少ないかもしれませんね。

サイトによっては、そのまま番号を入力してもOKだったりすることもあります。逆に、16桁でないと利用できないサイトもあります。

要は、使用方法はサイトによってバラバラなので、アメックスやダイナースの人は、毎回確認する必要があるということです。手間がかかりますね。

最初の1桁目の意味について

主要産業識別子
カード番号の最初の「1桁目」が意味するのは、「主要産業識別子」です。

簡単に言うと、カード発行会社の属している業界(産業)を、0~9で表しています。下記参照

主要産業識別子属している業界(産業)
0予備
1航空
2航空・その他の産業
3旅行・娯楽
4銀行・金融(主にVISA)
5銀行・金融(主にMasterCard)
6商品輸送・銀行
7石油
8通信
9国ごとの割り当て分

 
ちなみに、主要産業識別子。英語表記では「Major industry identifier、略称:MII」となります。

1桁目~6桁目の意味について

発行者識別番号
主要産業識別子を含む最初の6桁目までが意味するのは「発行者識別番号」または「銀行識別番号」です。

簡単に言うと、クレジットカードを発行している会社(イシュアー)を表しています。下記参照

国際ブランド発行者識別番号
VISA4××× ××
JCB3528 ×× ~ 3589 ××
MasterCard5××× ××
American Express34×× ××、 37×× ××
Diners Club300× ×× ~ 305× ××、3095 ××、36×× ××、38×× ×× ~ 39×× ××

 
例えば、

  • 4980-00は「三井住友VISAカード」
  • 3584-03は「楽天カード JCB」
  • 3540-12は「JCB一般カード」
  • 5214-61は「VIASOカード MasterCard」
  • 3761-18は「アメリカン・エクスプレス・カード」
  • 3695-12は「ダイナースクラブカード」

 
となります。同じ名称のクレジットカードだったとしても、国際ブランドが変わればこの6桁も変わります。

ちなみに、発行者識別番号。英語表記では「Issuer Identifier Number、略称:IIN」、銀行識別番号は「Bank Identification Number、略称:BIN」となります。

7桁目から最終2桁目までの意味について

会員口座番号
カード番号の7桁目から最終2桁目までが意味するのは、「会員口座番号」です。

これは、個人を識別するための番号を表しています。

VISA、MasterCard、JCBは、「7桁目~15桁目」まで
American Expressは、「7桁目~14桁目」まで
Diners Clubは、「7桁~13桁」まで

 
が「会員口座番号」となります。

国際ブランドによる桁数の違いは、ここで帳尻が合いましたね。

最後の1桁の意味について

チェックデジット
最後の「1桁」が意味するのは、「チェックデジット」です。

これは、数列の誤りを検出したり捏造を防止するために、ある計算式に基づき算出される検査数字のことです。

簡単に言うと、クレジットカード番号が ”正しいかどうかを確認する” ための数字のことですね。

カード番号を入力したときに、チェックデジットによって計算された数字と合致していれば、そのカードは正しい。合致していなければ正しくない。といった感じです。

チェックデジットの算出方法には、モジュラス10やモジュラス11などいくつかありますが、クレジットカードにおいてはセキュリティ上、非公開となっています。

悪用されないためですから、当然と言えば当然ですね。

本物?偽物?クレジットカード番号が正しいかどうかを判断する簡単な方法

クレジットカード番号が正しいかどうかの判断。実は、誰でも簡単に確認することができるんです。

もちろん、難しい計算方法は一切いりません。掛け算と足し算だけで簡単に計算することができます。

例えば、[4386 2916 6205 3124]というカード番号があったとします。

これをクレジットカード番号の左から順に、1桁目、3桁目、5桁目とひとつ置きに2倍にしていきます。

すると、「8、16、4、2、12、0、6、4」となります。そしてこれらをすべて足していきます。その際、2桁の数字は十の位と一の位を足して1桁にします。

今回の例でいうと、「16→1+6=7」、「12→1+2=3」ですね。

踏まえて計算すると、「8+(1+6)+4+2+(1+2)+0+6+4=34」となります。

次に、カード番号の偶数桁(2桁目、4桁目、6桁目・・・)をすべて足します。

すると「3+6+9+6+2+5+1+4=36」となります。

最後に、それぞれの計算結果を足します。

34+36=70

この数字が、10の倍数であれば、そのクレジットカード番号は正しい。そうでなければ不正な番号ということになります。

おもしろいですね。皆さんもぜひ一度お手持ちのカードで試してみてください。

最後に

クレジットカードの番号に記載されている番号はすべて重要です。

中でも特に、会員口座番号は個人を識別するため番号ですので、他人に知られては絶対にいけません。

個人情報が流出しないためにも、取扱いには十分注意してくださいね。

以上、『クレジットカード 基礎知識編』の第六弾、「クレジットカード番号に秘められた意味を徹底紹介!適当に数字を並べているだけじゃないんだ」についての紹介でした。

次回は、第七弾として「クレジットカードの安全な捨て方」について紹介したいと思います。

⇒ 第七弾: ちゃんと破棄してる?クレジットカードの捨て方には細心の注意を!3つの処分方法まとめ

 
【クレジットカード 基礎知識編】
第一弾: クレジットカードの仕組みを図解で徹底解説!三者間契約とは?
第二弾: 店頭とネットショップでのクレジットカードの使い方。初めての方は必見!
第三弾: クレジットカードの有効期限について!見方や注意点などを徹底解説!
第四弾: 有効期限間近!クレジットカードの更新方法や審査について
第五弾: クレジットカードを解約する前に確認しておきたい8つのポイント!
第六弾: クレジットカード番号に秘められた意味を徹底紹介!適当に数字を並べているだけじゃないんだ
第七弾: ちゃんと破棄してる?クレジットカードの捨て方には細心の注意を!3つの処分方法まとめ

 

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