クレジットカードの有効期限について!見方や注意点などを徹底解説!
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最終更新日:2023/09/28
クレジットカードの基礎知識
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今回は『クレジットカード 基礎知識編』の第三弾として、「クレジットカードの有効期限の見方や注意点など」について紹介したいと思います。
普段はあまり気にすることも少ないとは思いますが、クレジットカードにはそれぞれ有効期限が必ず設定されています。2年間とか5年間といった感じです。
有効期限の長さについては、全員一律のところもありますが、基本的には個々の信用力に基づいて決められることのほうが多く、年齢が低い方や初めてカードを持つ方は2年くらい、カードを使い続けて信用力が付いている方は5年くらいと長めの設定となります。
いずれにせよ、個々に設定されたカードの有効期限を過ぎてしまうと、カードは利用できなくなってしまいます。
いざお店でカードを使おうと思っても、有効期限が切れていて使えないというのは意外と多いようなので、そうならないためにも年に数回くらいは有効期限のチェックをおすすめします。
では、実際に有効期限はどこを見ればいいのでしょうか?
目次
クレジットカードの有効期限の見方は??
クレジットカードの有効期限は、すべて表面にエンボス加工(凹凸模様)で施されています。
表記場所は、カード番号の下辺り、漢字で「有効期限」、英語で「GOOD THRU」や「VALID THRU」と書いてあるところです。下記図のような感じです。
では、具体的に上の写真を例にとって、有効期限はいつまでなのか見ていきたいと思います。
上記のように「09/18」と表記されていれば、有効期限は「2018年9月」、つまり2018年の9月いっぱいまでカードを利用することができるという意味になります。2018年の9月を過ぎてしまうとカードは利用できなくなります。
表記については「09/18」以外にも「09-18」といった形で記載されていることもあります。なお、記載の順番は「月/年」であって、年/月ではないので注意してくださいね。
カードの有効期限(更新日)が近づいてきたら何か手続きは必要??
カードの有効期限がいよいよ来月に迫ってきた場合には、何か手続きをしないといけないのでしょうか?初めてカードの更新を迎える方は気になりますよね^^;
実は、『何もしなくても大丈夫なんです。』
つまり、手続きは一切不要ということです(^^) カードの有効期限が近づいてくると、新しいカードが自動的にカード会社から送られてきます。いわゆる「自動更新」と呼ばれるものです。
送られてくるタイミングについては、カード会社によって違っていて、早いところでは有効期限が切れる1ヶ月~2ヶ月くらい前、遅いところでは20日くらい前に送られてきます。いずれにしろ、待っているだけで大丈夫です(^^)
ただし、自動更新とはいえ、新しいカードが届かない場合もあります。その辺りのことは、『クレジットカード 基礎知識編』の第三弾で詳しく紹介するつもりですので、よろしければ一度読んでみてください。
クレジットカードの有効期限はなぜ必要なのか??
ところで、クレジットカードが手続き不要の自動更新なら、わざわざ新しいカードにする必要もないのでは?と思いませんか?
実は、これにもちゃんとした意味があります。理由として考えられるは下記の5つ。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1.信用情報の再確認(再審査)
クレジットカードの入会時には、カード会社による所定の審査が必ずあります。利用者の信用情報を把握するためですね。
そして、この信用情報も常に一定ではなく、日々良いようにも悪いようにも変わっていきます。その信用情報を定期的に確認するため、つまり再審査をするためにカード会社はカードに有効期限を設定しています。
そして、万が一利用者の信用情報に延滞などのネガティブな情報があった場合には、カードの更新を拒否されてしまう場合があります。
ちなみに、利用者の信用情報は、信用情報機関というところで管理されています。
2.セキュリティの問題
常に同じカードを使い続けていると、偽造(スキミング)される可能性が高くなってしまいます。スキミングに対して効果的な「ICカード」が普及しているように、カードの防犯機能も年々進化しています。
有効期限を設定することで、利用者により安全な機能が備わったカードを、提供することが可能となります。
3.コストの見直し
カード会社は、利用者一人一人の会員データを管理していますが、管理するにもコストがかかっています。
有効期限を設定することで、自社のカードをまったく利用していない会員に対して見直しを検討することができます。
今後も、利用の見込みがなさそうであれば、カードの更新をせず、コストの削減をすることができます。
4.カードの経年劣化
皆さんも一度、今持っているカードを見てみてください。結構キズがついていませんか?私は無造作に財布に入れているせいか、キズだらけです^^;
クレジットカードはプラスチック製ですので、長期間使えばキズもつきます。表面のキズだけなら問題ありませんが、カードの磁気ストライプやICチップの部分が破損したり、弱まったりすると、お店やATMなどで利用することができない場合があります。
有効期限を設定し、カードを定期的に交換することで、これらを防止することができます。
5.カードデザインの変更
カードを使うなら、やっぱり古いデザインのカードよりも、新しくてかっこいいデザインのカードを使いたいですよね(^_^)
有効期限を設定することで、常に最新のデザインのカードを提供することができ、利用を促進する効果を見込むことができます。
以上が、クレジットカードに有効期限が設定されている必要性についての紹介となります。最後は、クレジットカードの有効期限が切れた場合の注意点について紹介したいと思います。
クレジットカードの有効期限が切れた場合の注意点とは??
クレジットカードの有効期限が切れた場合に、最も注意しなければいけないことは次の2つ。
1.固定料金のカード情報の更新
有効期限でのカード更新の場合は、カード番号はそのままですが、有効期限は変わります。
利用料金の支払いをクレジットカードに設定している場合は、有効期限が変わることで、再度カード情報を更新しなおさなければならない場合もありますので注意してください。
楽天市場やAmazonなどのネットショップでカード払いを設定している場合なんかがこれに当てはまります。とはいえ、ネットショピングの場合は、購入時に利用できずとも登録しなおせばすぐに利用することができますので、そこまで気にする必要はないのかもしれません。
注意しないといけないのが、毎月の自動引き落としをカード払いに設定している場合です。支払いが滞ってしまうと、これまで使えていたサービスが利用できなくなってしまいますので、毎月払いにカードを設定している方は注意してください。
ただし、最も気になるところでもある、電気、ガスなどの公共料金や電話、プロバイダなどの通信料に関しては、カード会社が提供している『洗替』と言うサービスにより、自動的にカード情報が更新されますので安心してください。つまり、あらためてカード情報を更新しなくとも、自動引き落としが継続されるということです。
洗替とは、カード会社が電力会社、ガス会社をはじめとする引き落とし企業に、有効期限が変わったカードのデータを送付し、自動的にカード情報を更新してくれるサービスのことです。
2.ETCカードの切り替え
クレジットカードに有効期限が設定されているように、ETCカードにも有効期限は設定されています。そして、クレジットカード同様、ETCカードも有効期限が切れてしまうと利用することができなくなってしまいます。
有効期限切れのETCカードの場合は、ETCレーンの発進制御バーが開かなくなってしまいますので、最悪の場合大事故につながる危険性があります。
ですから、ETCカードの有効期限については特に注意するようにしてください。なお、ETCカードの有効期限は、クレジットカードと同じ場合や、そうでない場合もありますので、必ずETCカードを見て確認してくださいね。
これにて、『クレジットカード 基礎知識編』の第三弾、「クレジットカードの有効期限の見方や注意点など」についての紹介は終わりです。
次回は、『クレジットカード 基礎知識編』の第四弾として、「クレジットカードの更新方法や審査」について紹介したいと思います。
⇒ 第四弾: 有効期限間近!クレジットカードの更新方法や審査について
【クレジットカード 基礎知識編】
第一弾: クレジットカードの仕組みを図解で徹底解説!三者間契約とは?
第二弾: 店頭とネットショップでのクレジットカードの使い方。初めての方は必見!
第三弾: クレジットカードの有効期限について!見方や注意点などを徹底解説!
第四弾: 有効期限間近!クレジットカードの更新方法や審査について
第五弾: クレジットカードを解約する前に確認しておきたい8つのポイント!
第六弾: クレジットカード番号に秘められた意味を徹底紹介!適当に数字を並べているだけじゃないんだ
第七弾: ちゃんと破棄してる?クレジットカードの捨て方には細心の注意を!3つの処分方法まとめ